理想の職場環境
最近職場にどんどん新人さんが入ってきます。
色んな新人さんがいますが、やっぱり新人指導というのは気をつかうし、私の中では苦手意識があります。
新人指導をするときは、私自身が新人だった頃を思い出して、
どういう先輩だったら嬉しかったかな?
ということを考えながらやっています。
私は小心者な性格で、優しい先輩が好きでした。
逆にこわい先輩は苦手で、正しいことを言われても、頭が真っ白になって落ち込んでしまったりして、そういう先輩と一緒のときは仕事が楽しくありませんでした。
最初は、優しい先輩をイメージして、あまりいっぺんにたくさんのことを要求せず、フォローしながらゆっくりと教えていましたが、
最近気づいたことがあります。
それは、
新人の成長スピードが著しく遅い!
ということ。
優しく教えることを意識するあまり、彼ら彼女たちの自立の機会を奪っているのではないか、ということです。
結果、私の仕事はどんどん増えて、自分はいっぱいいっぱいなのに、人には優しくする、
という謎の自分ルールに縛られ、
心の中では色んな人を恨みまくっている、
という最悪の自己破滅スパイラルにはまっているのです!
しかし、今日たまたま、久しぶりにこわい先輩と話す機会があって、他の職員の働き方についての思いを聞きました。
その人は、長年厳しい職場で働いていて、今の職場に転職し、
ここの職員の意識のゆるさに我慢ならない!
というようなことを言っていました。
私は、正直その気持ちがとてもよくわかりました。
私自身も、以前は厳しい職場にいて、今のゆるい職員の意識には少し疑問に思うところもあったからです。
その人曰く、
優しくするばかりが愛情ではない。
本当に職員の成長を思うのなら、きちんとした指導をすべきだ!
というのです。
私は今まで、厳しくしたら、個人の良さが潰されてしまって、その人のためにあまり良くないのではないか、と考えていました。
しかし、だからと言って、きちんとした指導もせず、イライラしながら後輩がいつまでも育たない、
というのも、また良い状態とは言えないのではないか、
と思うようにもなりました。
実際に、こわい先輩に教えてもらったことで、そのときは苦痛ではありましたが、結果として自分自身の仕事力がかなり向上した、
ということも、また事実です。
これからは、あまり自分の中で、
こうすべき!
というような理想の先輩像を掲げず、
きちんと業務で指摘すべきところは指摘して、
みんなで高め合っていけるような職場環境づくりを目指していきたいと思います!
本日のご褒美!(・Д・)ノ